パスポートも無事とれたしこれで一段落。あとは当日に向けての準備や、観光の計画を立てないと!
あ、でもその前にESTAに登録しなきゃいけなかった。
【ESTA(エスタ)】とは
Electronic System for Travel Authorrizationの省略。(電子渡航認証システム)
ESTAとは観光やビジネスで短期間滞在する渡航者(90日以内)に対してビザなしで入国できるかどうかの審査を事前に行うシステムです。米国国土安全保障省により2009年1月12日から義務化されています。
簡単に言えばアメリカ入国などに必須なものです。
搭乗する72時間前までに申請すればいいみたいだけど申請画面をみてもよくわからない部分もあるし…正直、自分でできるか不安…。
ESTAの申請はすべて英語で記入しなければいけませんから最初画面をみた時は「うわっ!めんどくさっ!」そんな風に感じるかもしれません。
でも、いざやってみると記入するところさえわかればそれほど難しいものではなかったですよ!
私はESTAの申請は今回は初めてで、不安なことだらけでしたが無事申請できました。
とはいっても「ここはどう書くべきなんだろう・・」と記入していて気になる欄はおそらく出てきます。項目も結構多いですからね。
そこで今回はESTAを自分で申請する方法を記入例付きでなるべくわかりやすく解説していきます。
書き方に困った時は参考にしてみてください。
※申請方法は2015年9月より変更されました。記事では現時点の申請画面に沿って紹介していきます。
※あくまで個人によってまとめた情報となります。より詳しく知りたい方はESTA公式サイトのお問い合わせフォームなどをおすすめします。
公式サイトにも載っていますがまず申請してから完了するまでの簡単な流れから説明していきますね。
目次
ESTAを申請~完了するまでの流れ
1 公式サイトで申請書の入力をして送信します。
2 その後、記入した申請書を送信すると、申請番号が発行されますのでこの控えを保存しておきます。
3 クレジットカードでESTAにかかる費用14$を支払います。
4 支払いを済ませると審査結果が数分で画面に出てきます。この時「渡航認証許可」の表示が出ていたらOKです。
記入をする時にはパスポート・クレジットカードの情報も必要になってきますので手元に用意しておきましょう。
それでは、実際の項目を1つ1つ紹介していきます。
ESTAの申請方法
まず、ESTAオンライン申請サイトへアクセスします。
アクセスしたら、言語設定を日本語に変更します。
次に「新規の申請」をクリック。
すると「個人による申請」と「グループによる申請」の項目が表示されるのでご自身にあった方を選択しましょう。
今回は「個人による申請」をクリックして進めていきます。
セキュリティに関する警告という画面が表示されるので「確認&続行」をクリック。
同様に免責事項が表示されるので、「はい」を選択し次に進みましょう。
ここからは記入例を載せているのでこれを参考に進めていってみてください。
【申請者/パスポート情報】
続いてパスポート情報です。
手元にパスポートを用紙して該当する欄を記入していきます。
パスポートの発行月ですが、1月~12月の英語表記を下にのせていますのでど忘れした時にどうぞ。
【両親】
両親が既に亡くなっている場合は空欄?なんて迷う人もいますが必須項目なのできちんと記入しておきましょう。
【あなたの連絡先情報】
州/県/地域の欄ですが県は省略します。
◯→TOKYO,OSAKA,KYOTO,NARA
ホームアドレスライン2とアパート番号の欄は特に必須項目ではないので該当しない場合は空欄であっても問題ありません。
マンションの場合
住所がマンションの場合の例もあわせて載せておきます。
ホームアドレスライン2での注意書きとしては市名、州名は記入しないこととありますので、よく確認しておきましょう。(市区町村は別で記入する項目があります)
繰り返しにはなりますが、この欄は空欄としても問題ありません。
最後にあなたが使っているメールアドレスを記入します。
【勤務先情報】
一通り記入し終えたら、「次へ」をクリックして先に進みます。
Question現在退職している場合は?
以前勤務していた会社名を記入します。もしも会社が倒産をしている場合も同様に以前の情報を記入します。
あとは「渡航情報」「適性格に関する質問」を記入していきます。
【渡航情報】
「米国への渡航は第三国へ向かうための乗り継ぎですか?」という項目があり「はい」「いいえ」を選択できます。
◆「はい」を選択した場合
→米国内の連絡先情報は赤色の米印は表示されません。必須ではありませんので未記入でも問題ありません。(申請画面ではその下に“米国内および米国以外の緊急連絡先情報”が表示されますが、これは記入が必須となります)
◆「いいえ」を選択した場合
→米国での連絡先情報の欄は必須となります。
以下は「いいえ」を選択した場合です。
英語の住所ですが日本の住所の順番を逆から書いていきます。
記入欄ですが州・都市は選択することができるので住所がわかっていれば特に困る欄ではないですね。◯◯◯はその後に続く住所をローマ字で記入します。
アパートですが、ちなみに私はAPT◯◯◯◯←数字などで記入しました。
申請後、特に問題なく渡航認証許可の画面が表示されましたが、もし書き方などで間違っていたらすみません。
ホテル名を入力した場合
Q:「ESTAに入力したホテル情報をキャンセルした場合は更新し直す必要があるの?」
→特に更新しなくても大丈夫です。
この申請で重要なのはあなたが入国させても大丈夫な人物かどうか?ということですから審査官に聞かれた場合に変更したことを伝えればそれでOKです。
【米国内外の緊急時連絡先情報】
緊急時に連絡が取れる人の情報を入力します。(家族・友人など)
公式ページの申請画面で?マークを押してもらうとわかりますが、連絡先は絶対に記入しないといけないわけではありません。分からない・あるいは特に記入する必要がない場合は「UNKNOWN」と入力すればOKです。
何かと心配なのでここはきちんといれておいたほうがよさそうですね。
(追記)現在、連絡先情報の入力は必須となっています。
【適性格に関する質問】
ずらっと8つの質問事項が表示されますがここは読んだ上で「いいえ」を選択します。
質問をざっくり言えば「あなたは入国してよからぬことを考えていますか?」みたいなことを聞いてきていますので。
次に証明にチェックを入れて次へをクリック。
本人以外の代理の方がやっている場合はその下にもチェックを入れます。
【申請内容の確認】
最後に申請内容に間違いがないか確認します。
誤りがある場合はEditを押して修正。
問題なければそのままスクロールして「確認&続行」を選び進めていきます。
すると、最後に確認の為パスポート番号等を求められるので次の情報を再入力します。
ここまでが申請の一通りの流れになります。
過去(2015年頃)にはこのような最終確認はありませんでしたから、記入する箇所が若干増えましたね。
あ、まだ終わってませんよ!
最後に支払いを済ませてようやく完了です。
支払い
記入画面↓
ここにローマ字で情報を入力していきます。
※申請後、7日以内に支払いを完了する必要があります。支払いは申請する本人以外の名義でも問題ありません。
あとは支払い後に「渡航認証許可」の表示がされればこれで完了です!
以上で無事ESTAの申請が承認されました。
ここまでお疲れさまでした。
■「認証は保留中です」と表示された方へ
→数時間経っても表示がかわらない!と焦る人もいるでしょうが、まずは数日ほど待って結果を確認してみましょう。調べてみると「2~3日待って確認してみると渡航認証許可の表示になった」という声もありました。
さて、これで申請も終わったわけですがその後も「これで大丈夫なんだろうか?」と心配する人もいると思います。また、申請番号の控えを保存していない場合だったらなおさら不安ですよね。
万が一できてなかった…なんてことがあったら大変ですからね。
なので最後に確認方法なども合わせて紹介していきます。
申請番号がわからない!確認する方法は?
ESTAの公式サイトから「ESTA申請状況の確認」をクリック。
こちらからクリックしても飛べます。
⇒ESTAの申請の確認をする
自分の条件にあう方を選択して
- パスポート番号
- 生年月日
- 姓名
- パスポート発行国
などを入力すれば検索することができます。
申請番号が分かっている場合
⇒パスポート番号・生年月日・申請番号を記入。
申請番号が分からない場合
⇒パスポート番号・生年月日・名前・国籍を記入
試しにやってみましたがきちんと入力すれば「渡航認証許可」の画面が表示されました。
申請をうっかり忘れてしまったら…?
ESTAは72時間前までには申請することを推奨していますがこれはあくまで目安。なので当日に空港で搭乗前にESTAの申請をすることも可能です。
ですが、気持ち的にゆっくりないですし、直前にやるのは正直面倒だと思いますからできれば先に済ませておきましょうね!
おわりに
最初はなんだか難しそうに見えますがやってみると意外とそこまで時間はかからないと思います。まぁ面倒であるのは確かですが。笑
それと記入中ですがタイムアウトしないように注意してください。
10分~15分程時間が経つとこのまま記入を続けるかどうか求められる画面が表示されます。なので、ついうっかりボタンを押し間違わないようにしましょうね。
ここまで読んでみたけど「自分じゃ無理」と思われた方は代行サービスを利用するの1つの手段ですね。ただ、ESTAの登録でかかる費用とは別で数千円ほど手数料としてかかってしまうのが難点ですが。
自分で申請すれば余計な出費を出さずに済みます。
パソコン操作に不慣れな方も今回の記事を参考にしながらまずはチャレンジしてみてください。
海外へ行くならクレジットカードも作っておくと便利
海外へ行く時には作っておくだけで保険が適用される「自動付帯」付きのクレジットカードがあれば、海外旅行などへ行く時にも役立ちます。
もしも海外で病気や怪我をしてしまうと、高額な治療費を請求されることも考えられます。
より安心できるようにクレジットカードも見直してみてください。
関連記事:エポスカードの特典の魅力とは!メリット・デメリットを解説
エポスカードは年会費無料で、自動付帯が付いているのでおすすめですよ。まだ作られていない方は是非ご検討ください。
わかりやすかったです。
お役にたてて何よりです。
ESTAの申請画面は以前と比べて若干変更されていますが
大まかな流れはおおよそ同じではあるかと思います。
コメントありがとうございました!
とてもわかりやすかったです。年々変更になるので苦労しています。ホームアドレス2は建物などの住所表記をするのですか。ホームアドレス2には住所のどの部分を記入したらよいのですか。
それから、勤務先のところですが、会社名ですが、あまり意味もわからずカタカナの会社名にするので、どうしたらよいのですか。ローマ字表記にすればよいのですか。25年ほど前に定年退職し、その会社は倒産したのですが、どのようにしたらよいのですか。旅行社に聞きましたら「ない」にすればどうですかとのことです。私が女性なので可能かとも思うのですが、ちょっとひっかかります。これらのことをどこで聞いたらよいのかわからないので困っています。教えていただければ大変うれしいです。よろしくお願いします。
コメントありがとうございます!
ホームアドレスライン2は建物名や階数、その他の該当情報とありますので、
階数を記入する場合は数字(階数)だけを入力していく流れのようですね。
ただ、繰り返しにはなりますがこの欄は必須ではありませんので空欄にしても問題ありません。
基本的にはホームアドレスライン1に情報を入力していきます。詳しくは記事での記入例などもご参考下さい。
■勤務先について
>その会社は倒産したのですが、どのようにしたらよいのですか。
退職した・あるいは会社が倒産した場合も以前の勤務先情報を入力していきます。
電話番号の欄は※印がありませんので空欄でOKです。
記入方法ですが、他の例をみてもローマ字表記が多い印象がありました。
ですので、ローマ字表記の方が無難ではあるのかなと思います。
とても、わかりやすくスムーズでしたが…
支払いを入力して終わった〜と喜んでいたら
「認証は保留中です」となりました!
大丈夫でしょうか?
結論から言えば、しばらく待って結果を確認してみましょう。
調べてみると「2~3日待って確認してみると渡航認証許可の表示になった」という声もありました。
渡航認証保留の表示はESTAの審査中です。
とはいっても、保留の文字が出るとなんだかドキッとしますよね…^^;
無事手続きが終わるといいですね!
情報提供ページありがとうございました。
とても助かりました。
以前に一度ESTAやったことがありましたがずいぶん変わっていて困ったところで、こちらにたどりつきました。
とても、わかりやすいページですので、またお世話になるかと思います。
URLをEVERNOTEに残そうかと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます!
お役に立てて何よりです。
申請画面はまたいずれ変更されるかもしれませんが、
随時修正していきますので是非お役立てください。
有難う御座いました。73歳ですが初めて自分で申請しようと思います。教えて下さい。
①旅行は計画中ですが、前もって申請できますか? 従って「米国での連絡先」情報が未記入となりますが、受け付けてもらえますか?
②有功期間は2年?と聞きましたが、有功期間内であれば、申請時と異なる滞在州や米国が第三国に渡航する経由国になった場合も有功でしょうか?
お忙しいのに申し訳ありませんが、コメント戴ければ幸いです。
こちらこそコメントありがとうございます!
①「米国での連絡先」情報が未記入でも受け付けてもらえますか?
ESTA申請画面での【渡航情報の入力】の最初に出てくる
「米国への渡航は第三国へ向かうための乗り継ぎですか?」という項目で
「はい」「いいえ」を選ぶことで変わってきます。
◆「はい」を選んだ場合
→「米国での連絡先」情報は必須ではありません。
未記入であっても先の画面へ進めます。
※ただし、申請画面でその下に表示される「米国内および米国以外での連絡先情報」は記入が必須となります。
◆「いいえ」を選んだ場合
→米国での連絡先情報が必須です。
未記入の場合は画面が先へ進めません。
②について
一度ESTAでの認証を受けると2年間有効です。
期間内であれば〜・・・という質問に合う内容を公式ページで確認したところ、
「目的地や旅行日程の更新は“義務ではない”が、正しい情報を更新することをおすすめします」とありました。
詳しくはこちら↓
http://japanese.japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-estageneralfaq.html#4
ESTAの認証を受けた後は、公式ページ(https://www.cbp.gov/)より
「既存の申請内容を確認」から情報の変更が可能です。
補足情報:ESTA申請は米国を経由し第三国に渡航する場合も必要になってきます。
できる限り調べてはみたもの、説明足らずですみませんm(_ _)m
公式サイトのよくある質問など、一度目を通してみることをおすすめします。
旅行の計画中なのですね!
どうぞ楽しいご旅行を(^_^)
お世話になります。詳しい説明をありがとうございます。初めてのことなので
ドキドキしながら手順を熟読し進めさせて頂き 無事支払い手続まで完了
「承認は保留中です」を確認して印刷
2時間ほど置いて申請状況を確認したくてサイトからグループID(夫婦なので)等入力しましたがIDが承認されなくて 何度も繰り返したため
「あなたのグループ申請はロックされています」
「ロック解除のためグループIDをメールで受信するためここをクリックしてください」
と全て英文
訳が分からくなって「IDが分からない」をクリックして始めから再度確認しようとしたら
「あなたのセッションは閉じられました」
・・・路頭に迷ってます。
ここからどうすればよいのでしょう
また一から申請しなくてはならないのでしょうか?
分かる範囲でも幼い子供にも分かるように教えて頂けたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
Q:一から申請しなくてはならないのでしょうか?
調べてみたところ
「グループIDはロックされている場合も一人ひとりの申請の確認はできる」との情報も公式のヘルプページにありました。
承認されたかどうかを確認したい場合は
ESTAのTOPページより
>既存の申請内容の確認
>ESTAの「個別申請の状況確認」
などで、まずは確認ができるか試してみてはどうでしょうか?
申請人数分の支払いが済み、承認されている事が確認できれば
一からまた申請とはならないのではと思います。
※「ESTA グループID ロック」などで検索するとより今の状況に当てはまる情報を見つけやすいかと思います。
●ESTAのメールについて
どうやらメールで解除のリクエストをして、
人が直接確認するもののようですね
私自身グループ申請ではないので
IDがロックされた後の詳しい手順は調べてみるも
これについてはわかりませんでした。
お役に立てず申し訳ないです。
無事、手続きが上手くいくことを願っています。
誤って妻のパスポート番号で認証が得られているのに気づきました。再度新規に申請が必要とのことで新規に再度申請するのですが
ことでやり直しているのですが5段階まで進むと最後の支払いの画面に移りません。何か方法はあるのでしょうか。
間違いの修正についてはこちらに流れが書かれていました。
ESTA電子渡航認証システムについてのよくある質問
http://japanese.japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-estageneralfaq.html
試してみて再申請できなかった場合はお問い合わせフォームより訂正箇所を入力し送信する流れになるようです。
お問い合わせフォームはこちら↓
https://help.cbp.gov/app/ask/
大変わかりやすいご説明ありがとうございます。
一点教えてください。
私はESTAを持っているので、子供の分だけ申請したいと考えています。
ESTAの新規申請を私の名前で進めていくと、私の分に加えて他の者を追加するようになってしまいます。
私が代理人として、子供の分を申請したい場合、どのようにすればよろしいのでしょうか?
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます!
私が代理で行った場合の流れですが
>新規の申請
>個人による申請
申請する本人の名前(今回でいう子どもの名前)で進めていき無事承認されました。
(グループによる申請はしていません)
私の名前で進めていくと〜、
とありましたので、名前を申請者本人の名前で
まずは一度試してみてはどうでしょうか?
子供の場合、流れが変わってくるのかどうかは気になるところですが・・・。
ご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
クレジットでの支払いの場合口座名義人とクレジットの種類とクレジット番号だけで
住所の記入も必要ですか?教えてください
コメントありがとうございます!
現時点で変更があるのかどうかはわかりませんが
過去に私が申請をした時は住所も記入しました。
また、申請する本人以外が支払いを行っても問題ありません。
自分の申請が終わり妻の申請をするにはどのようにしますか?
コメントありがとうございます。
再度、公式ページへアクセスし
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e1s1
画面上に表示される「新規の申請」から同様に進めていけば問題ないかと思います。