先日、友人と話していると、こんな会話のやりとりがありました。
「先日、家の中にコウモリが出たの!」
「・・え!?大丈夫だった?」
(・・・コウモリって家に入ってくるもんなの?!)
私はこれまでそんな経験がなかったので、ただただ驚きながら話を聞いてました。
で、無事に窓から追い出すことに成功したようですが、続けてこんなことも言ってたんですね。
「コウモリって実は幸運の兆し?みたいな意味もあるんだって」
コウモリを見つけた時はどう対処すればいいのか、追い出すにはどうすればいいのか等をまずネットで調べていたようなんですが、その中でコウモリが幸運と深く関係のある生き物なんだと初めて知ったそうです。
その話をきっかけに本当のところどうなのか気になったので私も調べてみると、それっぽい情報がいくつも出てくる。
コウモリと聞いて、なんとなく悪いイメージを私は連想してしまいましたが、実はそうじゃなかったんですね。
では、一体コウモリにはどんな意味があるのか。
この記事ではコウモリと幸運の関係性について調べてみてわかった事をご紹介したいと思います。
雑学的なものになりますので、どうぞ気軽な気持ちで読み進めていってみてください。
※まず先に追い出し方を知りたい方は見出しの「コウモリを追い出す前に知っておきたい事」をクリックすると飛べます。
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目次
蝙蝠(コウモリ)は縁起のいい生き物
調べてみると、中国では幸福を招く縁起のいい生き物として昔から大切にされている存在だということがわかりました。
「蝙蝠(コウモリ)は、中国では福が偏り来ることを意味する「偏福(へんぷく)」の発音に似ている為、幸福を招く縁起のいい動物とされた。
こうした理由もあって、コウモリは“富の象徴”とされており さらに、数や場合によっても意味があって
家に巣を作る・・・家に幸せが訪れる前兆の1つ
2匹のコウモリ・・・さらに幸運を呼ぶ
5匹のコウモリ・・・人生におけるすべての福を運んでくれる
5匹集まると「功名」「健康」「福寿」「結婚」「金運」などの運を呼び、中国ではこの5つの福を手に入れることが“最上級の幸せ”と言われているそう。
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コウモリは世界の国々によってイメージが違う
蝙蝠(コウモリ)は、中国や日本では、コウモリは幸運の象徴、など縁起のいい動物として扱われていますが、一方、西洋世界においてはコウモリは「不気味さの象徴」として捉えられています。
西洋でのコウモリのイメージ=吸血鬼、夜行性の動物で悪魔的な印象、不吉の象徴など否定的なイメージが根付いているようです。
国によっても全くイメージが違うんですね。不思議。
さらに調べていくと、コウモリを文字やデザインに取り入れている会社もあり、日本でも昔からコウモリが縁起物とされていたこともわかりました。
日本の会社でも昔からコウモリは親しまれている存在
◇日本石油
創立記念式典の会場内に、1匹のコウモリが舞い込んできたことから、コウモリをデザインしてマークを商標に。
◇福砂屋
福砂屋では初代以来「福」の字を商標登録していたが、中国では蝙蝠(こうもり)は福を幸福を運んでくれるもの、“幸福のしるし”とされていることから、12代目清太郎は「蝙蝠(こうもり)」を新しい商標として定めた。
蝙蝠には長崎を代表するカステラを育てたい、という思いも込められている。
さらに、蝙蝠は害虫を退治してくれるとして江戸時代でも縁起のいい生き物として愛されていたそうですよ。
歴史を遡ってみると知らない事が多くて驚きます。
日本では蝙蝠(コウモリ)は子授けの神様?
日本でも蝙蝠(コウモリ)のことを「幸盛り」「幸守り」などと当て字を使って、コウモリは幸せを呼ぶと昔から信じられているそうです。
コウモリ=子授けの神様と信じられて、子宝グッズも色々あるみたい。
このように日本では昔から縁起がいいものとされているコウモリですが、実際のところどうなの?と半信半疑な方もいるかと思います。
私自身もそうでしたが、後日コウモリが出たという友人に聞いてみると子宝に恵まれるというおめでたい出来事が!
たまたまタイミングが重なっただけなのかもしれませんが、もしかしたらコウモリが幸福の前触れを知らせてくれていたのかもしれませんね。
これまでコウモリと関わりはほぼなかったので、特に意識したことがなかったんですが調べてみると本当に知らないことだらけでした。
「コウモリの意味はわかったけど、やっぱり怖い」
「縁起のいい生き物だったら、そのままにしておいた方がいいのかな」
ここまで読んだ方の中には
「怖いから追い出したい!」
そう感じる方もいるでしょうし “追い出すべきか、そのままにしておくべきか”という疑問を持たれている方もいるかと思います。
ここからはこの疑問についても少しだけ触れていきます。
コウモリを見つけたら追い出すべき?
色々と調べてみたり、駆除業者にも問い合わせてみた結果、縁起が良いからと、そのままにしておくべきでもないなと個人的には感じました。
というのも、もしもコウモリが家に棲みついてしまうと、それはそれで困ることになるんですよ。
例えば、コウモリの糞の掃除が大変だったり、夜中の物音で睡眠の妨げになったり。
個人的に一番心配だったのがコウモリの糞。 コウモリの糞は乾燥すると空気中に飛散し、それを知らず知らず吸い込んでしまうこともあるそうで…。
感染症の恐れなど、私達の身体にも影響してきます。
これを知るとほったらかしにはできないなと。
コウモリの存在は縁起の良い物と言われていますが、それとこれとは別の話ってことですね。
それともうひとつ。 コウモリを見つけた時は、自分の勝手な判断で対処するのは避けた方が良さそうです。
もしも家に帰ってきていきなりコウモリがいるのは怖いですし、コウモリの意味を全く知らなかったら、まず家の中から追い出そうと必死になりそうですが最低限の知識を持っていないとあなたは違法行為をする可能性が実はあるんです!
もしもこのような場面に遭遇した場合、以下の事を知っておくと誤った対処法は避けられるかと思います。
コウモリを追い出す前に知っておきたい事
①コウモリは殺してはいけない
②素手で触らない
①コウモリを殺してはいけない
それはコウモリは殺してはいけないということです。
鳥獣保護法(ちょうじゅうほごほう)により守られている動物なので、むやみに殺傷、捕獲、飼育等をすると法律により処罰されます。
鳥獣保護法 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(以下、「鳥獣保護管理法」といいます。)の目的は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化を図り、もって生物の多様性の確保、生活環境の保全及び農林水産業の健全な発展に寄与することを通じて、自然環境の恵沢を享受できる国民生活の確保及び地域社会の健全な発展に資すること」とされています。 この目的を達成するため、鳥獣保護管理法には、鳥獣の保護及び管理を図るための事業の実施や、猟具の使用に係る危険の予防に関する規定などが定められています。 引用元:鳥獣保護管理法の目的
これに違反し、むやみに捕獲、殺傷した場合には懲役1年以下、または50万円以下の罰金が科せられます。
ただし、弱っている赤ちゃんなどの場合、一時的な保護が可能のようです。(無断ではなく市役所などに報告が必要) 逃し方ですが、実際にコウモリが家の中に入ってきた場合「虫取り網などを使って外へ逃してあげた」といった方が多かったですね。
直接触れるのも正直抵抗がありますし、これが一番現実的な気もしました。
コウモリ駆除業者のサイトなどをみても、虫取り網などを使って外へ追い出す方法が紹介されていたので、この対処法が無難です。
ちなみに、日本の家で見つかるコウモリのほとんどがアブラコウモリ。体長は4~6cmと小柄。
温厚で人間に危害を加えるコウモリではないそうです。あまり怖がらずに優しく逃してあげましょう。
②素手で触らない
野生のコウモリは、ダニやノミが寄生しており、人間に感染する可能性がある細菌やウイルスを持っているので、素手で触るのは危険です。
また、捕まえようとすると噛まれる危険もあるので、軍手やタオルなどを重ねるなどして直接コウモリに触れるのは絶対に避けましょう。
まとめ
蝙蝠(コウモリ)は中国では幸運を招く縁起のいい生き物
日本では子授けの神様として信じられている
幸運だからと言って、そのままにしていいというわけでもない
→見つけた場合は早めに対処するべき。放置すればするほどコウモリ被害が拡大し、後々面倒な事にも・・・。
コウモリは捕獲、飼育してはいけない
家の中に迷い込んだ時は優しく逃してあげよう
おわりに
コウモリって実は縁起のいい生き物だったんですね。
今までなんとなく怖いイメージを持っていましたが、少しイメージが変わりました。
実際に、私の周りでもコウモリが出たことで本当に幸運が舞い込んできたので、余計に信じたくなる話でしたね。
もしもあなたがこのような場面に遭遇した場合、それはもしかしたら幸運が訪れる前触れかもしれませんよ!
ただし、縁起が良いからといってコウモリをそのまま放置しててもいいというわけでもありません。
生活する上で問題も発生します。コウモリ被害を最小限に抑える為にも、見つけた後は早めの対処を!
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